リアラインコアを用いた野球での肩の痛みとフォーム改善

 

こんにちは。

今回は症例紹介として、肩を痛めてしまった野球をやっている患者様の施術内容や、その後のリアラインコアを用いた運動療法についてご紹介していきたいと思います。

 

 

今回の患者様は、

 

年齢:10代

ポジション:ピッチャー

受傷機転:投球の際に痛みが走った

主訴:腕を上げると痛みが走り、強く球を投げると痛い

 

以上のようなお話を伺いました。

 

検査をしていくと

 

・肩関節屈曲にて疼痛(+)※腕を上げる動き

・肩関節水平内転にて疼痛(+)※首がしまるような動き

・肩関節外転にて疼痛(+)※腕を外に上げていく動き

・棘上筋に圧痛(+)

・上腕二頭筋腱に症状(-)

・上腕骨頭の前方移動(+)

 

以上のような所見でした。

 

 

この検査から、肩を上げる動きの際に上腕骨と肩峰の間を通る棘上筋が挟まれて痛みを出していることを推測しました。

 

本来、関節には『滑りと転がり』という動きがあります。

 

肩関節では腕を上げる際に骨頭が回って腕を上げるのではなく、骨頭が下に落ち込みながら骨頭が回ることによって棘上筋が挟まらないように腕を上げていきます。

 

しかし、肩関節下方の筋肉や関節包の癒着により骨頭の落ち込みが失われると、腕を上げる際に棘上筋が挟まり痛みを出してきます。

 

また肩関節後方のタイトネスが骨頭を前方に押し出してしまうことも、棘上筋が関節運動において挟まれてしまう要因の一つです。

 

下の画像の黄色で囲われている棘上筋です。

 

 

初回に行った施術としては組織間リリースを用いて、肩関節後方と下方の癒着を剥がす施術を行い、肩のアライメントが整ってから原因となる棘上筋にアプローチしました。

 

組織間リリースとは癒着してしまっている組織を剥がして本来あるべきスムーズな動きを引き出していく治療です。

癒着を起こすことで筋の異常運動が起こり、関節運動の障害となることも多々あります。

組織間リリースによって癒着を剥がすことは、ストレッチやマッサージでは得ることができない、良くなった動きの持続を得ることができます。

 

肩は関節特に後方と下方が癒着を起こしてしまうと、上腕骨頭が前に押し出されたり、上肢を挙上や外転する際の上腕骨頭の下方移動が跳ね返されたりと、肩に非常に負担がかかってきます。

 

その後、二回目の来院時には投球をしても痛みなかったとのことでした。

 

次に行ったことは、運動療法です。

 

肩の痛みは取れましたが、同じフォームのまま投球を行うことによって、再度ケガのリスクを伴うため、フォームの改善を目的とした運動療法が重要になります。

 

初回にフォームを確認したところ、胸椎の伸展前脚への重心移動がうまくできていなかったため、リアラインコアを用いてフォームの修正を行っていきました。

 

リアラインコアとは、運動しながら骨盤と胸郭を整えていくツールです。

正しいアライメントでの正しい筋活動を再学習することができます。

 

 

リアラインコアの詳しい説明はコチラからどうぞ

リアラインコアトレーニング

 

まずは胸郭です。

ザックリ説明すると、胸郭を伸展するためには下位胸郭が左右(バケツ柄運動)に動くことによって上位胸郭が上下(ハンドルポンプ運動)をすることで胸郭を伸展していきますが、胸郭が伸展できない人は下位胸郭が上下に動く場合がほとんどです。

 

バケツ柄運動
バケツ柄運動
ハンドルポンプ運動
ハンドルポンプ運動

 

まずは、下位胸郭に制限を生んでしまっている要因を組織間リリースで取り除きます。

その後リアラインコアを付けて運動を行っていきます。

 

基本運動にて下位胸郭のバケツ柄運動を促した後は、胸郭運動のキーとなる下後鋸筋胸部多裂筋を使えるようにエクササイズを行っていきます。

 


 

次に骨盤です。

 

骨盤に対するリアラインコアは、骨盤を形成する左右の寛骨の前後傾の差を取り除いていきます

もちろん、前傾制限や後傾制限を及ぼす癒着は組織間リリースを用いてアプローチしました。

 

特に骨盤の回旋が入る野球やテニス、ゴルフなどのスポーツにはかなりオススメです

 

私自身も体感として、『勝手に骨盤が回る』ような感覚で動かすことができ、ピッチャーでは前足の股関節にスムーズに体重を乗せることができます。

 

 

付けてピッチングをするだけでもかなり感覚が変わりますが、まずは上の動画のように体重移動と股関節への乗りを意識しながらシャドウピッチングを行います。

 

リアラインコアは、外した後でも骨盤の回しやすさが残るため、体重移動の感覚が入ってきたらリアラインコアを外してワインドアップ期からフォロースルーまでの一連の流れをシャドウピッチングにて行います。

 

 

残念ながらビフォー&アフターの比較の画像や動画がないため、お見せすることができませんが、身体の使い方が非常にしなやかになり、腕の振りもスムーズになりました。

 

その後試合で投げた感じも好調で、手ごたえを感じて頂けたようなので、引き続きお手伝いが出来ればと思います!

 

 

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